本探しに疲れてませんか?

~人生の進み方は多分本が決めてくれる~

くまのプーさん 心がふっとラクになる言葉 / PHP研究所

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オススメポイント!

1. 本当に大切なことがわかる!
2.「なんにもしない」をしようの大切さがわかる!

この本は老子荘子の教えを分かりやすくした本です。
なので、誰が読んでも意味が分かり、すんなり心に響いていく内容となっています。

上手くいかないことばかりで、大変な時期にある方にオススメしたい一冊です。
この本を何度も読診し、自身の思考を変えていくことで、心が救われていくかもしれません。

巻末に

 

「なんだかうまくいかないときには、またそっと、本書を開いてみてください」

 

とあります。

プーさんとその仲間たちがいつもこの本の中で待ってくれています。
そう思うだけで、心強いですし、頼れる場所があることが、嬉しく感じさせてくれます。

おおよその読了時間

約1時間/126ページ

こんな人にオススメ!

1. なんだかうまくくいかないと感じている人
2. 大変な時期にある人

 

ダブルファンタジー / 村山由佳 / 文藝春秋

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オススメポイント!

1. 女性として妻としてどう生きていくのが正しいのか迷ったときに心が揺さぶられる
2. 女性でも性欲があってもおかしくない!と正当化してもらえる

一見すると官能小説ともとらえられがちな小説ですが、一人の女性、奈津の揺らぐ心を見事に表現している一冊


奈津と旦那様の関係はある意味精神的な主従関係を思わせます。がんじがらめで反抗したくてもできなくて、それでも一人の女性として人間として自立していこうともがいている奈津。経済的な自立と精神的な自立はイコールではない、ということを感じさせられます。


そんな奈津に関わる男性たちはとても魅力的で官能的です。もし自分だったらどの男性に落ち着くだろう、そんな想像力を搔き立てられるかのような描写にドキドキしながらページをめくることでしょう。


完璧な人間でもなければ、完璧な妻でもない、だからこそ魅力的な奈津の「女」としての姿がまぶしくうつります。そして奈津のように自立した女性になりたい!と考えさせらえる一冊です。

おおよその読了時間

約8~10時間/595ページ(上下巻)

こんな人にオススメ!

1. 結婚したけど自立したいと思う女性
2. 夫婦関係に悩んでいる女性
3. 夫以外に好きな人ができてしまった女性

 

キッチン / 吉本ばなな / 角川文庫

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オススメポイント!

1. 日常の小さなきらめきに気づかせてくれる
2. 悲しいことがあったときに少しだけ元気を貰える

吉本ばななさんの描写力に情景が自然と頭に浮かんでくるので、テンポよく読むことができる一冊。

 

いつも目にしている日常の何気ない風景たちも、本作を読むことで普段とは違って見えてきます。

唯一の肉親を失ったみかげの孤独は、ひたすらに静かで、だが確実に水面下で広がっていく…。そんなみかげの姿に読者は胸をえぐられること間違いありません

 

自分の気持ちをうまく言葉にすることができないみかげに自分の姿を重ねてしまう。それでもみかげのそばにい続けてくれる雄一がかっこいい。こんな人が現実世界にもいたらいいのに、と思わされること間違いなし。

 

雄一のお母さんもとても魅力のある人で、この親子は人との距離の測り方がうまい。そんな登場人物たちが作り出す作品の空気感は癖になり、いつまでも読んでいたいという気持ちにさせてくれます

おおよその読了時間

約2時間/200ページ

こんな人にオススメ!

1. 生きることに疲れている人
2. 悲しいことがあった人
3. 身近な人を亡くした人