花男 / 松本大洋 / 小学館
オススメポイント!
1. 3巻で完結しているので、さらっと読める!
2. 生きる上で忘れがちな大切なことを思い出させてくれる!
理論的で理屈ばかりの小学校3年生の茂雄が、夢を求めて家出した父親と、夏休みの間一緒に暮らすことになったことから物語が始まります。
茂雄の言うことはだれが聞いても理に適っていて、間違いではありません。
間違いではないのに、時にそれは人を傷つけるし、それだけでは人を動かすことは出来ないのだと思い知らされることになります…。
茂雄の父である花男は茂雄とは全くタイプの異なる、直観を大切に生きる人物です。
いつも巨人への入団を夢見て生きています。
大人になると、時に様々なしがらみでがんじがらめになり、この花男のような少年の心をどんどんと忘れていってしまいます。
本当はもっと自由なのだと、気付かされる作品です。
そして、大事なことは感じること。
海の水が冷たい。
叩かれて痛い。
それが大切なのだということを、何度も何度もこの本から教わることができます。
おおよその読了時間
1巻:約1時間/240ページ
2巻:約1時間/238ページ
3巻:約1時間/255ページ
こんな人にオススメ!
1. 漫画から学びを得たい方
2. 子供のためになる本をお探しの方